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マコの闘病日記


闘病生活をつづった日記
by amamasa2006
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初めての吐血

こんにちは。またまたまたブログの更新が滞ってしまい、ご心配をおかけしました。ごめんなさいm(__)m

実は今月の初めに吐血してしまいました。
毎朝てっちんを玄関まで送るのが日課で、その日も普通に玄関まで見送りに出た後布団に戻って寝なおしました。テレビを見ながら1時間くらいウトウトしていると、いつものように咳がこみ上げてきて、いつものようにのどの奥につばと痰の中間のような粘着質なものがたまった感があったのでティッシュにペッと吐き出しました。するとこれがすべて真っ赤な鮮血だったのです。
確かめるように何度もティッシュにつばを吐き出しても真っ赤なまんま・・・。「あ、来たな」と頭の中がものすごい緊張感でいっぱいになりました。

家の構造がちょっと変わっていて、今私とてっちんが住んでいる部屋は後から建て増したので家の一番奥にあります。少し叫んだところで両親が寝ている部屋には声は届かないので携帯で電話しました。しかし、電源が切れてたり、朝早いので音に気づいてもらえず最初はすぐ連絡がつきませんでした。そして一生懸命考えて、てっちんに電話しました。ちょうどお店に着いて鍵を開けようとしたところだったそうですが、すぐに帰ってきてくれました。戻ってきたてっちんの顔をみたとたん、それまで出てなかった涙がダァーっと出てきました。初めてガンという告知を受けたときも同じ、てっちんの顔を見るまでは涙が出なかった。。。
その間に両親も起きて来てくれ、まず病院に電話をし、担当医に状況を説明しました。私も話しているうちに冷静な部分も出てきて、肺から出血してることには間違いないけど呼吸にはまったく支障がないことに気づきました。そして一番気になっていたことを聞きました。入院するのか、です。私はこの次入院するときはいよいよ死んでしまうときにしかしたくない、と心に決めています。できれば死ぬ時だってお家がいいくらいです。もう2度と入院なんてしたくないんです。
大体の状況を聞いた担当医は止血剤を飲んで止まるようならまた自宅で安静にだけど、止まらないなら入院の覚悟もしてね、と言いました。とにもかくにも病院にきて診察しないと、ということでてっちんとママと3人で高速道路を飛ばして病院に向かいました。

病院に着くといつもと状況が違うので3時間も4時間も待たされることなくすぐにレントゲンを撮って診察室に通してくれました。すでに咳止めをたくさん飲んで咳が出ないようにしていたのでどんな風に血が出るのか担当医に見せられなかったのですが、朝吐いたティッシュを持っていったのでそれを見せました。やはり強い咳をし続けていた事で気管が切れたか、肺の腫瘍からジワジワと出血したかだと言われました。でもレントゲンを見ても腫瘍になにか動きがあったとか、血液が肺に溜まっている様子もなく、出血の量からみても今すぐどうこうということはなさそうだと言われました。その瞬間私の車椅子を後ろから支えていたママが、安堵のため息をつきながらフラっとしたのを覚えています。
今すぐどうこう・・・はなくても、血が出ることは決してよい状況ではないので今後は止血剤を飲んで様子を見つつ、咳を極力抑えることに重点を置いて行きましょうということになりました。その止血剤も服用し続けると血が固まりやすくなって脳梗塞などになりやすくなってしまう副作用もあるので早く飲まなくてよくなるようになることを祈るばかりです。

10月までは結構元気だったから、お出かけしたり、ホギャー!っとおしゃべりに夢中になって奇声を発したり(笑)咳も健常者感覚で「このくらい大丈夫だろう」とゲホゲホ出しまくっていたので、そのつけが回ってきてしまったんだと思います。。。
咳止めに飲んでいるリン酸コデインは効き目が5時間くらいと聞いたので、最近はこのような「お薬何時に飲んだかシート」を作りました。飲んだ時刻のところに午前・午後のクリップを挟んで飲んだ時刻を忘れないように努めています。
初めての吐血_f0068026_201316.jpg


約1ヶ月経ってやっとこうしてブログに書くことができるようになりましたが、吐血してから毎日毎日怖くて怖くて不安でいてもたってもいられない日々が続きました。
病院から帰ってきた当日の夜はパニックにおちいり、夜中まで泣きじゃくっててっちんとママの手を離しませんでした。泣きすぎて疲れているのに不安で興奮して眠れないので最終的に咳がどうしても止まらない時用にもらっていたモルヒネを飲んで数時間後に眠ることができました。
それから最初の1週間はどうしても出てしまう強い咳の後につばを吐くとほんの微量ですが血液が混じっていてそれを見ただけで怖くなってパニックになってしました。
咳をしたらまた血が出ちゃうんじゃないか、これからどうなってしまうのか、夜もまともに眠れず悪いことばかり考えてしまいます。余計なことを考えないように夜通しテレビやDVDを見ながらウトウトするのですが、なぜか横隔膜がヒューッヒューッと変な動きをして目が覚めてしまいます。それを毎晩明け方まで。日中は寝不足と飲んでいる薬のせいでボーッとしてしまいます。緊張したり興奮したり、一生懸命話そうとすると咳がいっぱい出てしまいます。
さらに悪いことに自分の未来に自信が無くなってしまい、何もしたくない、何も食べたくない、欲しいものもない、やりたいこともない。。。という気持ちでいっぱいになってしまいました。
てっちんに「人間欲がなくなったら終わりだぞ!」と一喝されてもダメでした。

こんな感じで病院へ定期検診へ行く事の他は布団とトイレの往復くらいしかしない日々が続きました。ご飯もあまり食べられず、また少し痩せてしまいました。痩せたせいで余計に体力が無くなり余計に動きたくなくなってしまいます。悲しい感情があふれて泣いても、鼻は詰まるわ咳は出るわ疲れるわでうまく泣けないんです。泣くのって、元気じゃないと出来ないんだって良くわかりました。
こんなふうに夢も希望も生み出せない日々が続きましたが、てっちんや両親に気持ちを聞いてもらったり、J太郎に励ましてもらったり、ぴゅーこが心配して国際電話をくれて話を聞いてくれたことで少しづつ周りが見えるようになってきました。その後もお見舞いに来てくれた友達が話を聞いてくれたり面白い話を聞かせてくれたりして元気をくれたし、てっちんの会社の方が遊びに来てくれたりしてだんだん今までの私に戻ってきました。自分のどうしようもない気持ちを、いっぱい聞いてほしかったんだなって気づきました。みんなありがとう。
ブログで見守ってくれているみんなにも、話せば応援したり励ましてくれるってわかってたんだけど、どうしても書く元気がでなかったんです。ごめんね((+_+))
それから、2人の友達のお腹の中に今赤ちゃんがいるんです。一人はまさに予定日まっただなかで、その赤ちゃんたちにまだ会ってないじゃない!と思ったらなんだか急に「私、頑張らなきゃ。」と思えたんです、本当に。それからはまだまだやりたい事ややらなきゃいけないことがたくさんあるわ!と布団から起きて色々やるようになりました。まだまだ!まだまだ。。。ですよ。

昨日は定期検診で病院へ行ってきました。(今後は2週間に1度になったの)ずっと寝てたしご飯もあんまり食べてないからか、高速のインターに着く前から疲れちゃって病院に着いたら吐いてしまいました。相変わらずものすごく混んでいて予約してても3~4時間待ちだと言われたのですが、「具合悪くて来てるんだから早くして」と交渉してずいぶん早く診てもらいました。・・・といっても「調子はどう?薬はまだあるかな?」くらいの問診しかしないんだけどね。
なんせ診てもらっているのが整形外科なので、私のように内臓から具合が悪い人は少ないわけで、ほかの人も病人なんだけどちょっと先にしてもらってもいいかな~なんてね。。。だって、そんなに毎回毎回何時間も待てないっての!待ってるだけで余計具合悪くなっちゃうよー(-_-;)
おかげで予定より早く終わったのでママが私を元気付けるためにイオンに行こうか、と提案してくれました。なんとなく行けるかも。。。と思えたので連れてってもらい、クリスマスのオーナメントや帽子、年末ジャンボなどを買いました。2時間くらいいたと思うのですが、やはり後半は疲れがMAXになってしまい、イライラ・グズグズして車に戻った瞬間また吐いてしまいました(*_*;
家に着いてお布団に入ると、体と布団が磁石でくっついてしまったように動けなくなり、全身筋肉痛で起き上がれなくなってしまいました。ハフゥ~。
今日はたくさん寝たからいつもより元気です。今後も安静にしながらも、興味の持てることを見つけたり、友達に元気をもらったりしながら頑張ります。目指せ年越し!!!です。
ブログもまたこまめに更新して行きますね。本当に心配かけてごめんなさいでした。
by amamasa2006 | 2006-11-28 23:53 | 病気と私
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