マコの闘病日記


闘病生活をつづった日記
by amamasa2006
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切開生検

さて、遂に切開生検の時間がやってきた午後4時、2時間前位からナーバスに磨きがかかり、家族や彼に少し八つ当たりした。「怖い」とか言って泣いた。そして遂に手術室に運ばれる。事前に母や叔母に「マコ!!頑張って!!」などと今生の別れのような顔はしないでって釘を刺しておいたので、みんなピースサインで見送ってくれた。

手術室では担当医や看護師さんが明るく接してくれた。
あ、切開生検というのは、簡単に説明すると…私の足にあるガンが、どのようなタイプのものかを判断するため、腫瘍細胞の一部を切り取り検査する。そしてどのような薬が一番よいか見当をつける、という治療への“はじめの一歩”なのです。なので、手術が終わっても腫瘍はまだそこにあります。

切開にあたっての麻酔は、局所麻酔。全身・半身・局所とあるが、麻酔をかける範囲が狭い程体への負担は軽くなります。なので頑張って局麻で、という事に入院が決まった日に決定したけど、実際にどのくらい痛いのか…。全身麻酔で声帯ポリープの手術はした事はあっても、皮膚にメスを入れる(しかも意識がある)なんて初の事だから、予想もつかなかった。
で、結果は…マジ、ハンパなく痛いっス。
痛い?んーっ………いや怖いだね。怖い、怖かった。l

手術室ではリラックスさせるためかJ-POPがかかり(W-indsやD-51だった。No More Cry~♪って言われても、、、泣きたいよ)私はうつ伏せに手術台へ。消毒をし、切開する部分のみを露出させて、遂に始まった。
部屋には自分の心拍とW-inds。そしてDrの指示の声。

まず切開部分に麻酔を注射、円形に打たれたのが痛みで分かる。そしてメスが入り、ギクリと痛みが走った。Dr「キシロカイン追加。」キシロカインとは麻酔の名前。歯医者さんなどで使う麻酔薬と同じ。私は1月まで歯科助手をしていたので「あぁ、懐かしい響き…」と思うのと同時に「えっ!?キシロカインで筋肉まで切開??」と、不安に拍車がかかった。でも、出来るよねー。普通に麻酔だもん。
麻酔が追加され、メスや電メスの痛みには困らなくなったけど、今度は圧迫痛がすごい。入院する前から、しゃがんだり、押したりすると痛かったんだけど、いくら麻酔をさされても局所なので、押された痛みはヒザの方へ伝わる。助手のDrが切開部を広げたり、出血を抑えたり、腫瘍が見えるようにググッと筋肉やら何やらを押し広げるのが分かる。…痛い、鈍痛だけど、もだえる痛さだ。体中に力が入り、冷や汗を全身にかいている。心拍数はいつもより10以上早くなり、口元にあったものを噛んでこらえた。それでも怖くて、痛くて、体中が震えだし、近くにいた看護師さんの手を思わずギュッと握り締めてしまつた。
圧痛もあるし、たまに麻酔が利いていない所があったりしてギクッとする。愛読していた「ブラック・ジャック」にも山奥なんかで手術道具もそこそこに、局所麻酔で手術するシーンが出てきたけど、これかぁ…(・_・;)B.Jは自分で自分のお腹を手術してたけど、凄いなぁ、、、ってマンガか、やっぱり(^-^;)

1時間の予定の手術。予定通り腫瘍にたどりつき、すぐに細胞が病理にまわされた。しばらく圧迫して止血(これまた痛い!)10分程したら、いよいよ縫合。筋肉や皮膚の下のお肉や一番上の皮膚と、素人なので分からないけど、それぞれの層を縫合していく。最初の針が刺さった時、飛び上がるほど痛くてDrや看護師さんに抑えられた。また麻酔追加。相変わらずW-indsが流れ、もう少しで終わりだ、落ち着け~×2と、深呼吸してみたり、音楽に合わせてリズムをとってみたりした。出産なんてもっと痛いんだぞ!!きっと、とか自分のケツを叩いた。それでも極度の緊張と恐怖はおさまらず、震えは止まらなかった。

病理からDrにTELが入る。一番早い診断がDrに伝わる。Drの返答から、予想していた通りの結果だった事がうかがえる。
縫合が終わり包帯をされ、やっと手術室からおサラバできた。ホッとしたのと結果が怖いのとで、ジワッと涙が出た。看護師さんに「ホッとしたんだねぇ~。お疲れさま。」と優しくされまた涙、、、、。手術室を出る前にDrから簡単な診断を聞く。やはり、とても珍しいタイプの悪性腫瘍で、このタイプにピッタリ効くお薬はまだないそう…。なのでまずは一般的な軟部組織腫瘍用のお薬を使っていく、効果がなければ次々と色々なお薬を試していく、という事。なので、もちろん治す事を一番に考えるのだけど、最悪の事も常に頭に入れて生活するよう告げられる。…Dr、分かっております。初めから。どちらの事もきちんと考えております。

やっと病室に帰ると、ホッとして涙があふれ出た。入院する前にDrから受けた説明とほぼ結果は変わらず、転移も肺だけ、と不幸中の幸いだったけど、やはり診断を聞くのは重い。そして前向きな気持ちと後ろ向きな気持ちがめまぐるしく交差して、母親や彼の前では号泣した。だけど泣いたって、考えたって仕方ない。そうだ!朝から何も飲み食いしてなかった。メシにしよーーー。病院食をペロリと食べ、兄からもらった、ピエール・マルコリーニのチョコをひとつ食べ、彼の大好物、マックのフラポテも少し食べた。どんな時でもお腹が空くのが私の長所だね(笑)。

そして、涙が止まって、病室にDrが現れた。家族への説明が終わったようだ。Drも「考えても仕方ないからね、やる事をやる、と。B型だからその辺の割り切りは上手でしょう」…そう、その通り!!そっか、B型ってそうだよね(笑)。私が前向きになったのをよそに、家族の落ち込んだ声や、励ましあう声が廊下から聞こえた。逆の立場だったら、もちろん私はピーコラ×2泣いて、とても上手には対応出来ないだろう。でも、そういう声は、本人には絶対聞こえない所でやってほしい。本人はすげー頑張ってんだから。少し静かにするよう、看護師さんから注意してもらった。それからは皆明るく接してくれた。

足は痛い。麻酔が切れてきたみたい。でも切った痛みなんて絶対治るんだもん、もう全然平気。治るかどうか分からない病魔と闘って行かなくちゃ。死ぬわけにはいかない。彼を1人には出来ない。まだまだやりたい事沢山ある!KINGDOM HEARTS IIだってラスボス倒してない(笑)!私は頑張る!必ず復活する!!負けない!!!
今夜は彼が泊まってくれるそうだ。二人でゆっくり眠ろう。足はズンズンと痛むけど………。
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by amamasa2006 | 2006-02-10 20:36 | 病気と私
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